キングストン・ヒース・ゴルフ・クラブ

メルボルン・サンドベルト(Melbourne Sandbelt)珠玉のコースのひとつ、キングストン・ヒース・ゴルフ・クラブ(Kingston Heath Golf Club)は、その年間を通した秀逸なコンディショニングにおいて、他に羨まれるほどの非常に高い評価を得ています。

クラブについて

第一次世界大戦終了後まもなく、メルボルンの著名な弁護士であったスタンリー・ダットン・グリーン(Stanley Dutton Green)は、メルボルン・サンドベルトにおいて新しいチャンピオンシップ・ゴルフコースを設立するため、エルスターンウィック・ゴルフ・クラブ(Elsternwick Golf Club)のメンバーによる委員会を率い、コース建設に十分な土地を得るための調査を開始しました。理想的な場所を求める調査の中で行き着いたのは、完璧な砂質土があり、風土も素晴らしく、小さく、穏やかに起伏する、メルボルンは南に位置するチェルトナム(Cheltenham)の一区画でした。

ダン・ソーター(Dan Soutar)によってデザインされたコースには、アリスター・マッケンジー博士(Dr. Alister MacKenzie)のバンカーが採用されました。建設はロイヤル・メルボルン(Royal Melbourne)のグリーン・キーパーであったミック・マルコム(Mick Morcom)が担当し、コースは1925年に運営開始となりました。当時このコースは、正式にオーストラリア史上最長のコースとして認められました。全長6200メートルと少々、パー5が12ホール、パー3が2ホールの、合計パー82のコースでした。

現在パー72となったこのコースでは、当時のようにヒッコリー・シャフトのブラッシーやニブリックを手にコースに立ち向かう必要もなくなり、多くのゴルファーが、多いにプレーを満喫しています。

1948年に全豪オープンの舞台となって以来、キングストン・ヒース・ゴルフ・クラブでは、国内・海外のトーナメントが定期的に開催されてきました。その中には、7度にわたる全豪オープン、1度の全豪女子オープンも含まれています。1909年にエルスターンウィック(Elsternwick)で産声を上げたキングストン・ヒース・ゴルフ・クラブは、2009年には新しいクラブハウスとともに100周年を迎え、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)が優勝者となったオーストラリアン・マスターズ(Australian Masters)の舞台にもなりました。

デザインの特徴

近代におけるゴルフコースでは、そのほとんどに100ヘクタール以上の土地が使用されています。しかしキングストン・ヒース(Kingston Heath)の全18ホールには、わずか50ヘクタールの土地しか使用されていません。また、コースは完璧に手入れが行き届いています。バンカー、そして巧みに利用された傾斜や窪みは、十分な考察を怠ったゴルファーを欺きます。フェアウェイから大幅に逸れてしまった場合には、長く伸びた芝生、ティーツリー、砂の窪みなどで構成されるラフから、ボールを打ち戻すスキルを試されることとなります。

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14番ホールはやや長めのパー5ですが、風向きによって、プレーヤーを2オン狙いへと誘惑します。ロガー・マッケイ(Roger Mackay)という一人のゴルファーは、1987年のビクトリアン・オープン(Victorian Open)においてまさにその上を行き、セカンドショットをそのままチップインさせ、アルバトロスを達成しました。そしてロガーは見事、トーナメントの覇者となったのです。

キングストン・ヒースの主要ホールでもある3つのパー3ホールでは、この最高のゴルフコースにおける、ひとつの素晴らしい特徴が誇示されています。それは、伝統的で、自然なバンカー群です。特に15番ホールは非常に困難なホールとなっており、ラウンドも終盤を迎える中で、非常に骨の折れる局面となっています。

残るは長めのパー4ホールとなり、ここで崩れなければ良いスコアを残すことができます。16番ホールはゴルフ界において有名なホールであり、ロガー・マッケイがアルバトロスを達成したことで有名な1987年のビクトリアン・オープンにおいて、グレッグ・ノーマン(Greg Norman)がグリーンに乗せるまでに9打を費やし、敗北したことで知られています。

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コースのハイライト

15番ホール パー3 142メートル

熱心なゴルフ練習者は、キングストン・ヒース15番ホールのティーグラウンドに立つことを夢に見ています。このホールが世界最高のパー3ホールのひとつであることに疑いの余地はなく、ゴルフの象徴とも言うべきこのホールに立ち向かうことは、ゴルファーにとってまさに絶好の機会です。

口を大きく開けた深い溝が、グリーンの両側に待ち構えています。ティーショットでグリーンを捉えない限り、プレーヤーは困難極まりないアプローチショット、もしくは骨の折れるバンカーショットに直面することになります。気持ちはフラッグへと惹かれますが、グリーンの中央にボールを落とし、パットに2打費やすのが、概して賢明な策となっています。

「このコースには本当に多くの異なる選択肢がある。ティーグラウンドで、そしてグリーンの周辺でもだ。多くのゴルファーがキングストン・ヒースを絶賛しているし、私にもそれが何故だか分かる。」 - タイガー・ウッズ(Tiger Woods)

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