メトロポリタン・ゴルフ・クラブ

メルボルンの中心部からわずか15分、南東部にひっそりと佇むメトロポリタン・ゴルフ・クラブ(Metropolitan Golf Club)は、有名なサンドベルトのコースのひとつとして知られ、1世紀近くもの間、オーストラリアで最も素晴らしいチャンピオンシップ・コースのひとつとしてもその名を知られています。

クラブについて

メトロポリタン・ゴルフ・クラブはメルボルンのゴルフクラブとして、ロイヤル・メルボルン(Royal Melbourne)と共通の起源を持っています。モルバーン(Malvern)にあった当初のコースが住宅に囲まれてきたため、1908年、何人かのクラブメンバーがオークリー(Oakleigh)に土地を購入し、クラブを移転してメトロポリタン・ゴルフ・クラブとし、プレーを始めました。

エンジニアであったJ.B.マッケンジー(JB MacKenzie)が設計を担当し、砂地はオーストラリア特有の喬木・灌木の大規模な植林によってその姿を変え、130年を優に上回る樹齢を誇る、オーストラリアで最も有名なアカバナ・ユーカリ(Corymbia ficifolia)も移植されました。

コースは長年にわたり、それぞれの時代の要求に応じて変化を遂げてきました。1926年には著名なスコットランド人建築家、アリスター・マッケンジー博士(Dr Alister MacKenzie)の提案により修正が加えられ、1930年には初めて全豪オープンの舞台となりました。その年、米国ゴルフ界の偉人ウォルター・ヘーゲン(Walter Hagen)はメトロポリタンでプレーをした際、「今までオーストラリアでプレーした中で、最も素晴らしいコース」と述べています。

メトロポリタン・ゴルフ・クラブはその豊かな歴史の中で、世界中のトップ・プレーヤー達に闘いの場を提供してきました。クラブでは過去、合計で7度の全豪オープン、5度のオーストラリアPGA、10度の他のプロ・トーナメントが開催され、2001年には全豪アマチュア選手権の、当クラブにおける5度目の開催地となりました。

デザインの特徴

メトロポリタン・ゴルフ・クラブは国内で最もコンディションの整った最も美しいコースのひとつとして高い評価を受けています。純粋なカウチグラスのフェアウェイと、グリーンサイド・バンカーの縁へとかけて手作業で手入れが施されている大きく速いベントグラスのグリーンによって、よりやりがいのあるコースとなっています。

合計96のバンカーを有するこのコースにおいて、そのホールのほとんどは両側をオーストラリア原産の樹木に囲まれており、同じくオーストラリア特有の多種にわたる野鳥たちにとって、安らぎの場所となっています。

2001年、メトロポリタンは、米国PGAツアー世界ゴルフ選手権マッチプレー(USPGA Tour World Match Play Championship)の開催地となり、大会ではスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)が優勝を飾りました。

世界中から集まったトップ・プレーヤー達は、コースの質の高さに驚嘆しました。トム・レーマン(Tom Lehman)はコースをオーガスタ(Augusta)になぞらえ、米国PGAツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェム(Tim Finchem)においては、「PGAツアーの中で、フィールドにいる全てのプレーヤーがコースの質とコンディションに夢中になってしまったことなど、見たことがない。メトロポリタンでは全ての人々に敬意が払われ、素晴らしいコンディションの中、最高のゴルフを楽しむことができる。メトロポリタンは世界でも真に素晴らしいゴルフコースのひとつとして、その評価をいっそう高めた。」と語っています。

コースのハイライト

17番ホール パー4 393メートル

ドライバーの飛距離エリア左側に位置する孤立した深いバンカーは、捕まるとそこからグリーンを捉えることがほぼ不可能となることから、このホールで唯一、絶対に避けなければいけないポイントとなっています。グリーンから約60メートル手前、不思議な形に配植されたクラブメンバーお気に入りの樹木は、ティーショットが右側に逸れた場合にのみプレーに影響しますが、その場合プレーヤーはグリーンが見えない位置からの2打目を余儀なくされます。グリーンは比較的大きく、乗せること自体は困難ではありません。しかし、ピンがバンカー近くに配置されると、プレーヤーはそのアプローチショットにおいて大きな影響を受けることになります。